外出介助で文化祭と編み物のたわし?
外出介助で文化祭
この日患者さんの通院などで訪問マッサージ、訪問リハビリ鍼灸のおやすみが重なった事もあり、患者さんの外出のお手伝いをさせて頂きました。
介護サービスや自費のサービスもりますから、僕から率先して手を挙げる事は少ない。
連携している医療や介護や福祉のお邪魔になったり、お仕事にご迷惑をお掛けする事も十分ありえるからです。
しかしながら、今回は介護や他のサービスを利用するにあたり、希望時間の不一致や初対面の方へお任せするのが不安だと仰っしゃり、外出はやめようかと考えていらっしゃいました。
その声を聞きご家族にも経緯を説明、僕が介護士だったことや今までのお付き合いから全面的に信用しお任せして下さいました。
ケアマネージャーにもご報告しました。
目的は、地域の区民ひろばで毎年行われている文化祭。
外出が困難となり習い事も行けなくなってしまった患者様ですが、とにかく顔の広い方で現地に着くと次から次とお友達が駆け寄ってくる。
ほんの少しの時間でしたが、ずっとやっていた習い事のグループ発表を見たり、お友達の書いた書道の作品を見てきました。
帰り道は少しだけ遠回りをして、ずっと暮して来た町を見ながら家路につきました。
患者さんは今の自分と向き合い喪失した何かを悲しみ、まだまだやれると感じた何かを知る。
ギビシイ表情の中にも、何かを悟ったような清々しい笑顔がそこにありました。
同じ日、ある患者さんの奥さまから編み物のたわし?を頂戴しました。
「意欲がなくなって」仰っていましたが、「こんなに器用なのに勿体ない!実は僕はトイレ掃除とシンク磨きが趣味なんですよ!」とお伝えすると、ドンドン使ってと沢山くれたんです!
嬉しい!
アクリルたわし、洗剤いらずって言われている物なんですってね!?
この冬はシンクやトイレ掃除の趣味が捗りそうです(笑)