訪問リハビリマッサージいしはら鍼灸院からの卒業
訪問リハビリマッサージいしはら鍼灸院からの卒業
2019年の師走に入って、訪問リハビリマッサージいしはら鍼灸院から卒業された方がいらっしゃいます。
卒業
卒業と言いましても、職員が退社したと言うことではなく患者さんです^^
マッサージ・リハビリ・鍼灸をやっているいしはら鍼灸院では、主に外出の困難な方のご自宅や介護施設などに訪問をして施術を行います。
外出が困難と言うのは、脳梗塞後遺症であったり認知症の状態によりご自身で、病院やマッサージ院や接骨院に通うことの出来ない方です。
ですから、私、当院からの卒業と言うのはなかなか大変な事なんです。
そんな中で、師走に来てお二人の患者さんに卒業して頂きました。
「して頂いた」と言うのは、私との関係性や施術を楽しみにしてくれているので、別れが寂しかったり施術を続けてほしいと言う希望があるからです。
ただ、いしはら鍼灸院が行う訪問マッサージは、しっかりとした仕組みの中で(決まりの中で)保険を使っていますので、対象者では無くなった方の施術は続けられません。
今回で言う対象者では無くなったと言うのは、いわゆる外出困難者では無くなったと言うことなんです。
ケアマネージャーさんからのご紹介、依頼があった時には正直かなり厳しい状態であったが、様々な専門職の頑張りと協力、そして家族やお友達の協力と応援、最後にご本人が一番頑張られて、それはもうお元気になられたのです。
だから「卒業して頂いた」と言う表現になります^^
もうひとりは、お病気がお病気なので内部障害は残りますが、このまま外出が困難なままか室内でも移動が厳しいかという状態から、先の方と同じように頑張られてお元気ななったのです。
春には旅行に行きたいと前向きな発言もありますが家族だけだと心配だと言うので、友人に付き添いや介護旅行のお手伝いをしてくれる方がいますと伝えるとイメージが湧いたようでご夫婦で笑顔になっていました。
もちろんお志事上の話ではありますが、人と人で繋がれた事が一番嬉しいことだと思っています。
真剣に向き合うと言いたい事を言い合えるし、ときには若造(大先輩から見れば)の私が叱られたりもします^^
そういった距離の近い関係性になっているから、正直卒業というのは喜ばしい反面寂しいです(泣)
さらに、患者さんやご家族からも寂しいと言われてしまうと本当に後ろ髪ひかれますが、これこそが私の志事ですからね!
今まで卒業した方のもとへ治療には行ってはいませんが、電話やメールがご家族や患者さんから届いたりすることもありますし、時には顔を出させて貰ってお体の様子を聞いてみたりとすることもあります。
卒業は卒業ですが繋がりは続くものですよね^^
とにかくめでたい年末になりました。
ご卒業おめでとうございます。