入居施設だからこそのリハビリ器具の選定と、いしはら鍼灸院の目
訪問マッサージいしはら鍼灸院は、在宅への訪問を専門とする治療院です。
在宅と言いましても、ご自宅だけではなくご利用者様(患者様)の入居する施設、例えば【有料老人ホーム】【サービス付き高齢者住宅(サ高住)】【特別養護老人ホーム】【グループホーム】他など、いわゆる『施設』と呼ばれるところからお声を掛けて頂き、訪問する事が多いのです。
そんな中で重要となってきますのは、在宅だからこその治療計画や生活動作について等です。
家具の配置の把握や、必要箇所の手すりの重要性。
また、それぞれのお宅の構造を考慮した上での、運動やリハビリの実施が重要となります。
ご自宅でしたら多少の段差があるかと思います。
コレは移動リスクにもなりますが、運動能力の確認や維持、向上を目指す上ではメリットにもなることがあります。
どういう事かと言いますと、、、
いわゆる【施設】と言いますのは、「段差のないバリアフリー」こそが【安全である】とする場合がある。
もちろん安全ではあるとも言えます。
が!?
段差のない施設内での移動では、筋力低下のリスクもあると言うことです。
ですので、各施設では健康体操やリハビリを行うわけですが、実際には通常のご家庭にあるような環境での運動は困難な場合があります。
そこで必要となるのが、リハビリ器具の選定です。
コレは、何でも良いのではなく、年齢や運動強度を考慮して選ばなければ宝の持ち腐れになるどころか、実際には利用されないオブジェになってしまいかねないのです。
そんな中、ある施設様から在宅ならではの視点で、器具の選定をご依頼して頂き、今回アドバイスをさせて頂きました。
私事ですが、病院、高齢者施設での勤務やリハビリに関わってきた事が、在宅で活きていると感じています。
病院リハビリでは出来ていたことが、ご自宅で出来ないのは、、、ご自宅が悪いとは一概には言えず、ご自宅を意識しながら病院職員も、在宅で受け入れる訪問マッサージやリハビリも、その点にしっかりと向き合っていない場合もあります。
だからこ、たかが器具ですが、とてもとても重要な選定になります。
当院では、施術の他にお時間内での運動やリハビリも行います。
電気器具やリハビリの道具も持参しています。