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2019年10月の台風で我が家は避難しました。

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2019年10月の台風で我が家は避難しました。

治療院も住まいも豊島区にある我が家ですが、この日の台風で安全第一と考えて避難しました。

朝からマンホールがガタガタと鳴り、マンホールの穴から時折クジラのような間欠泉ような噴水が頭の遥か上まで吹き上がっていました。

豊島区としても高齢者や乳幼児などが居るご家庭には避難をと声掛けをしていましたが、我が家には乳児が居たので念の為に避難しました。

避難で見えた問題点

お身体の不自由な方や高齢者、乳幼児のいるご家庭に豊島区では避難指示が出ていたのですが、開設されている避難所は何処も遠方ばかり。

お身体の不自由な方や高齢者、乳幼児と言う事は忘れられているようでした。

歩けない方や乳幼児を抱えた親が行くには、正直遠かったですね。

 

私が住む地域には新しい学校もあり避難所として指定されて居ながら、開放したのは台風が近づいてからでした。

本来ならコチラが先では無かったのか?

我が家が避難したのは豊島区役所だったのですが、そこでも多くの問題がありました。

●まだまだ暑い時期と言うこともありクーラーがついていたが、女性や高齢者には寒かったのではないか?

○この様な状況の時は、年齢や性別などいろいろな基準でエリアを分けて置くことも大事だと言える。

 

●区役所と言う一番安全であろう場所でありながら、情報伝達や指示が遅く毛布やシートの配布にものすごい時間がかかりました。

○勘違いの無いようにお話しますが、職員や消防団員さんなどにはとても良くして頂いたとは思っていますし感謝をしています。ただ上記のような問題は記憶して置きたいですね。

●豊島区役所ではクラッカーと水の配給はありましたが、他の避難所ではアルファ米の配給もあったようです。

●乳児の避難を促していながら、受け入れ側の準備が出来ていない。

○授乳をしたい親が相談すると、トイレでお願いしますと言われていました。

大人数の避難でトイレ数が限られている中で、トイレに籠って授乳する事が想像出来るのか?

区役所という大きな建物で部屋も豊富にありながら、授乳スペースの開放はかなり後になってからでした。

最低でもパーテーションなどは豊富にあったので、授乳スペースは用意した方が良かったですね。

 

●体が不自由という意味がわかっていない。

○体が不自由であったりご高齢者が先に避難しているにも関わらず受け入れ側がそれを想像出来ていないので、地べたに座れない方も居ると言うことがわかっていなかった。

もちろん避難する者も準備が必要であることは忘れてはいけないが、受け入れ側の気持ちや知識の準備は必要だということをココに書いておきます。

もちろん伝えるところにはこの経験を伝えていきます。

 

翌日無事に自宅に戻ったことをお伝えして、今回は終わりにしようと思います。

避難してみて色々経験できて良かったと思います。

ただ、この日私の友人や知り合いの街では川の氾濫や、床上浸水などがありました。

友人や知人は幸いにも避難は出来ましたが、亡くなった方も居ることを忘れません。

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