失ったものを数えていませんか?そんなあなたには私たちが必要かも
脳梗塞後遺症や様々な病気により、今まで出来てきたことが出来なくなる事があります。
タイトルにもありますように「失う」と表現できるものもあります。
患者様にとってもご家族にとっても大変な変化であり、失ったものに苦しむこともあると思います。
それは当然の反応だと思いますが、ずーっと失ったものダケを数え続けていてはダメですよね?
わかっていることを私が言うのは腹立たしく感じると思いますが、私ではなくとも誰かが言わなければならない大切なことです。
これは患者様だだけでなくご家族の方にとってもポイントとなり得るお話しです。
失ったものを数えていませんか?そんなあなたには私たちが必要かも
私も体が動かなくなってしまったら、ショックで泣き怒り苦しむと思います。
出来なくなったこと失ってしまったものばかりに目がいってしまい、深く落ち込むことだろうと思います。
ですが、日々は続いていきます。
患者様もご家族の生活も続いていきます。
深く苦しみ悲しみ悩んだ後は、患者様もこのままではいけないと少なからず思う時が来ると思います。
その時、ご家族や周りのサポートが重要となります。
そんなサポートを、リハビリ訪問鍼灸マッサージいしはら鍼灸院がしています。
どこの治療院も同じと言うわけではありません。
失ったものを数えるのではなく、今できる事を大切にしながら生活していただけるようにお体だけでなく精神的な面にも目を向けてゆっくり時間をかけて接していきます。
先にもありましたように時には厳しいことを伝える必要もあると思います。
嫌な顔をされるかも知れません。
怒ってしまうかも知れません。
でも、その役を誰がやるのでしょうか?
そんな役を私が担うこともあります。
当然ですが、ご家族や周りのサポートも必要になってきますのでその点はお忘れなく!
お体も精神的な面もリハビリなどは私が頑張るだけでは効果はありません。
ご本人やご家族のサポートがあってのことです。
そうです。一緒に頑張るものなのです。
少し話がそれました。
失ったものを数えるだけではダメだと言いましたが、これはご家族や関係者も同じです。
介護をすることによって失ったものを数えているかも知れません。
全く関係の無いような話ですが、お仕事による制限で失ったと感じるものがあるかも知れません。
これは、病気や後遺症とは違いますが、失ったものを数えて精神的にマイナスになっているのは同じだと言えるんですよね。
良い例えになるか分かりませんが、我々のような医療職は爪を切り揃え頻繁に手を洗い消毒をします。
女性ならばおしゃれもしたいと思いますので、私なら爪にキレイなマニュキュアを塗りたいです。
マッサージや美容室でリラックスしたりキレイにしてもらうように、ネイルサロンで爪を磨きおしゃれなネイルを施して貰いたいです。
でも、我々のお仕事は出来ません。
厳密には出来なくはないポジションもありますが、見た目や衛生面を意識する職業ですので相手が嫌がることもあるでしょうね。
はい、おしゃれをする機会を失っています。
自分の人生で何かの制限でおしゃれの機会を失っています。
もちろんアクセサリー類も結婚指輪程度が限界でしょうね。
でも、失ったことに注視していても何も生まれませんし、何なら好きな仕事さえも嫌になってしまうかも知れません。
でわ、手のマニュキュアがダメでも足ならどうでしょうか?
まあ、比べるものではありませんがね(笑)
でも、ネイルサロンでピカピカに磨いてもらって、キレイにネイルしてもらったとしたら?
私がネイル好きだとしたら、少なからず気持ちが高揚すると思うんですよね。
気分が良くなり仕事もやる気が出たり、服や靴も変わるかも知れません。
ちょっと話が見えないかもですが、失ったものを数えるのではなく今あるものや出来ることに気付く、再確認してもらうことが大切だよねってお話しです。
子育ても介護も自分の生活を大きく変化させ、時間的にも余裕が無くなり出来ないことも増えると思います。
それは変えられない現実です。
ただ、その中でできる事が何かないでしょうか?
我々や介護や医療のサービスも使い、みんなで助け合うことでできることはないでしょうか?
医療も介護も完璧ではなくて、本当に在宅で介護を受ける方のことを考えているのかな?と感じる面も多くあります。
それは声を大にして言い続ける必要がありますが、今すぐに変わるかと言えばそうではないかも知れません。
すべて同じことが言えそうです。
今やれることはなんだろうか?
悲しみ怒り泣き悩んだ患者様が、その考えまで行き着くのは大変なことだと思います。
人は強いが弱いものでもありますからね。
放っておけば誰でもパラリンピックを目指せるほどの変化に到達できるなら良いが、そんなことは稀ではないでしょうか?
選手の芯の強さも当然ありますが、多くの支えがあったのではないでしょうか?
私が誰かを選手に育て上げられると言った話ではありませんが、生活の中のほんの小さなできる事に気づき失ったものだけを数える生活から少しでも抜けられるように応援しサポートはしていけるのではないかなと思っています。
もちろん万能ではありませんので、私もそのようにできないかも知れません。
ですが、できないカモで私も止まっていられません。
だから、このお仕事を続けているんですから。
何だか話が見えない投稿になってしまったかも知れませんが、何かピンと来たとか話だけでも聞いてみようと思いましたら、お気軽にお問い合わせください。
基本的には院長石原がメールも全て目を通し返信をしています。